【現役エンジニアが解説!】ノーコードとローコードの違いとは?

ノーコード開発

近年、DX化※が急速に拡大し、Uber EatsやZoomなどあらゆるものがアナログ →  デジタルと置き換わることを多く感じているのではないでしょうか。
※Digital Transformation / デジタルトランスフォーメーション: IT技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革させるという概念。

その影響下でアプリを作成する際にもプログラミング学習に大きな時間をかける必要が無くなりつつあります。

それが本記事にて取り扱うノーコード、ローコードです。

ノーコード、ローコードの登場でIT業界で働かれていない方でもアプリ作成を行うことができるため、多くのメディアで紹介されており注目されております。
こちらの記事を読まれている読者の中でも一度はノーコード、もしくはローコードにてアプリや一部機能を作成された方もいらっしゃるかと思います。

しかし、両者の違いが具体的にどういった内容なのか分からない方が多いのではないでしょうか。

今回はそういった方の悩みを解決する記事となっております。

しかし、今回はただ両者の違いを書くだけでなく今後の将来性やどちらを先に手をつけるべきなのかをメインに記載させていただきます。
詳しく両者の違いを知りたい方は他の記事にて詳細に書かれていますのでこの記事と合わせて確認して頂ければと思います。

この記事を最後まで見ていただくことで、両者の違いや、今後の将来性などが分かって頂ける内容です。

ノーコード、ローコードのできた背景

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両者の違いの前になぜなぜノーコードとローコードが誕生した背景から解説させていただきます。

誕生した背景は多くありますが、IT人材不足が大きな要因と考えられます。

2030年には国内にて最大79万人が不足すると多くの記事にて取り上げられております。

参考記事:https://coeteco.jp/articles/11044

そういった中ではお客様から「〜〜を作ってほしい」と依頼されたとしても開発に必要な人材が不足しているため、どうしても開発に時間がかかってしまったり、その影響で外部からエンジニアを雇い余分な人件費やその他のプロジェクトにも滞りが生じてしまいます。

勿論、高スキルが求められる開発内容である場合、外部からエンジニアなど技術者を雇うことも現実的ではありますが、そこまでスキルが求められていない内容である場合、自社でどうにか開発を行いたいところです。

そうした、外部からエンジニアを雇うことなく、非エンジニアでもアプリケーションを作成することが可能にしたのがノーコード、ローコードになります。

ノーコードとは

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早速、ノーコードについて解説していきます。

ノーコードとは文字通り、プログラミング言語を用いてコードを書く必要がなく、開発が行えることを指します。
特徴として以下の点があげられます。

直感的な操作が可能

本来、アプリを作成する場合は目に見えるデザインを構築するHTML/CSSのマークアップ言語に加えて、ユーザーが操作した内容に応じて処理を制御するサーバーサイドのプログラミング言語(Python、Rubyなど)、アプリケーションを作成する上でネットワークやデータベースの知識など多く学習する必要があります。

しかし、上記で申し上げたように、コードを書く必要がないため各ノーコードツールにて用意されている機能などを組み合わせ、まるでパズルをするかのように直感的な操作で使用することができます。

コードエラーなし

プログラミング言語を使用してアプリケーションを作成する場合、コードを書きますので様々なコードエラーに直面することになります。

そういったコードエラーに直面すると自分が作成したいアプリ完成までに、挫折してしまったり、エラー解決に大きな労力が掛かってしまいます。

しかし、ノーコードではそういったコードエラーに悩まされることなく、自分が作成したいアプリに注力することが可能です。

ローコードとは

続いて、ローコードについて解説していきます。

ローコードは仕事でプログラマーされている方は勿論、プログラミングを学習されている方でも少しコードを書くだけでアプリケーションを作成することができます。

ノーコードに比べて、多少プログラミングの知識は必要になりますが、実際にプログラミング言語にて作成するコストよりも低コストで記述できることが特徴です。

また、その他の特徴として様々な外部サービスとの連携も可能です。
ノーコードでもZapierなど使用して外部サービスと連携が可能ですが、数が限られている為、柔軟性に欠けてしまいます。

しかし、ローコードの場合、ローコード内にて用意されていない機能に関しては自分の方でコードを書くことで自分が実装したい機能などを独自に追加することができるのです。

ノーコード、ローコードの違いについて

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上記にノーコードとローコードの特徴を軽く解説させていただきました。

こちらの章では上記の特徴で抽出した違いを洗い出し、解説致します。

ノーコードとローコードの違いは以下が挙げられます。

柔軟性、拡張性

ノーコードの場合、基本的に各ノーコードツールにて用意されている機能のみでアプリケーションを作成するため、自分独自のカスタマイズが難しいのが現状です。
一方、ローコードの場合は多少の制限はありますが、自分の技術次第で機能を追加することが可能なため、複雑なアプリケーションも作成することが可能です。

学習コスト

ノーコードはコードを書く必要がなく、直感的な操作が特徴なので、アカウントを作成してすぐにアプリ作成に取り掛かることができます。
ローコードはノーコードに比べて、プログラミング知識は必要なものの、学習コストはそこまで高くありません。

ノーコード、ローコードともにYoutubeなどの媒体でアプリケーション作成方法がありますので、興味がある方は以下の方が詳しく解説されていますので、視聴するのをオススメします。
https://www.youtube.com/channel/UCa3cFggd3BrJ6qq5lw8P_9w

ノーコード、ローコードの将来性

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最後に両者の違いを元に読者はどちらから手をつけるべきか、今後の将来性をエンジニアとして働く筆者の視点で予測して本記事を締め括りたいと思います。

どちらから手をつけるべきか

結論から申し上げると、筆者はプログラミング初心者や駆け出しの方はローコードから着手することをお勧めします。

その理由としましては、ローコードはアプリケーションに必要な基本的な機能は搭載されており、自分で機能を実装できる点です。

読者の方は恐らく、今の仕事の将来性に不安を抱え、IT業界に進出しようと思われている方がいらっしゃるかと思います。

IT業界では所属する会社や業務内容に応じて多少左右はされますが、「分からないことは自分で調べて、できるようになる」作業が多く存在します。

その作業工程をノーコードの場合ではあまり実感できないため、筆者はオススメしていない理由になります。
ローコードの場合、基本的な機能が標準に搭載されている為、いきなりエラーにつまづくことなくアプリが出来上がっていく過程を楽しみながら作成することができます。

今後の将来性

次に将来性についてですが、上記と同様にローコードが今後も伸びていくと思われます。

開発をする際にお客さんから「こういった機能を追加してほしい」と様々な要望が来ますが、それが自分の技術的な問題でなく使用するツールに問題がある場合、違うツールを使う他ありません。
つまり、ノーコードの場合そういった要望に応えられることが難しいため、現状はノーコードの需要は低いです。

上記で申し上げたように、ローコードでは足りない機能は自分で実装すれば良いので、まだまだ需要は多くありませんが今後ローコード業界は伸びるのではないかと予想されます。

ただ、ノーコード、ローコード共にまだまだ誕生したばかりなので、今後の展望を深く観察する必要がありそうですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はノーコードとローコードの特徴や違い、今後の将来性について解説していきました。

ノーコードは非エンジニアでも直感的な操作が可能であり、学習コストが低いためどなたでもすぐに取り掛かることが可能です。

ローコードは多少のプログラミング知識が必要ではありますが、コードエラーに多くの時間を費やすことなく自分独自のカスタマイズが可能です。

筆者としてはローコードをお勧めしていますが、読者のスキルに応じて選んでいただければと思います。

最後までご拝読していただき、ありがとうございました!

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