ホームページ作成を勉強したい。そう考えている方は多いのではないでしょうか。
近頃はWordPress(ワードプレス)というノーコードツールが普及したことにより、
誰でもホームページ作成が可能になりました。
かくいう筆者も去年からワードプレスによるホームページ制作を始めた一人です
サラリーマンをしながら副業で収入を得ている方や、フリーランスとして働いている方も増えていることもあり、
CrowdWorksやLancersなどのクラウドソーシングサービスで、ホームページ作成やライティングの案件もよく見かけます。
副業が当たり前になりつつある中で、ホームページを作成できるというのは立派なスキルの1つであると筆者は考えています。
制作費としての収入だけでなく、ブログ運営やECサイトでの商品販売など新たなビジネスにも繋がります。
ただいくら敷居が低くなったとは言え、どのようにWordPressを勉強していけばいいのかわからないという方も多いと思います。
そこで今回はWordPressを使ってホームページが作れるようになりたいと考える方に向けて、
WordPressの開発環境の構築方法やおすすめの勉強法を解説していきます。
ローカル環境を構築する
WordPressを勉強するうえで開発環境の構築が最初の関門と考える方が多いと思います。
ホームページ作成というとサーバーをレンタルしなければならないと思うかもしれません。
作成したホームページをインターネット上で実際に公開しようと思えば、もちろんサーバーは必要になってきます。
しかしながらWordPressの使い方を勉強するだけであればアプリ1つを自分のパソコンにインストールするだけで、簡単にできてしまいます。
WordPressを使用するためのローカル環境を整えてくれるアプリはいくつかありますが、
今回は筆者も実際に使用してみて、おすすめできると感じたLocal by Flywheelについてご紹介します。
Local by Flywheelをすすめる理由
1.インストールが簡単
2. 本番環境と遜色ない機能が使用できる
3. 無料で使える
筆者がLocal by Flywheelをおすすめするのは上記が主な理由です。
まずアプリ1つをインストールするだけで簡単に使えるようになるというのは、
WordPressの勉強を始めようという方にとって、非常にお手軽です。
筆者自身ホームページ作成のための環境構築は経験がありませんでしたが、
Local by Flywheelに関する紹介記事を見ながら簡単にインストールする事ができました。
また実際のWordPress本番環境と遜色のない機能が扱えるため、
ローカル環境で勉強したことをそのまま本番環境で発揮する事ができました。
簡単にインストールができて、せっかく勉強したことが本番環境で使えないということもない、更に無料で使えるとなればWordPressの勉強にはぴったりだと思います。
実際にWordPressを触ってみる
新しいプログラム言語やシステムを勉強するときは、実際に自分の手で触ってみるのが一番です。
ローカル環境の構築ができたら、早速WordPressを使ってみましょう。
ここではホームページを作成する上で必要な最低限の機能のみご紹介します。
どんなものを作ってもインターネット上に公開されることはないので、
いろいろな機能をどんどん触っていきましょう。
テーマを決める
まずはホームページのテーマを決めましょう。
左側のメニューから 外観 > テーマ と進みます。
ここにはすでにインストールされているテーマが表示されます。
既存のテーマ以外を使用したい場合には“新しいテーマを追加”というボタンをクリックし、使用したテーマをインストールしましょう。
インストールボタンを押せばあとは自動でインストールが完了します。
テーマを使用するためには有効化をする必要がありますので、忘れないように注意しましょう。
使用するテーマは好みのもので構いませんが、以下の2点に注意してください。
1. 長い間アップデートされていないものは使用しない。
2. ダウンロード数や評価が高いテーマを使う
長い間アップデートがないものはセキュリティに問題のある可能性があります。
テーマが古いものということは、セキュリティ対策も古いということです。
コンピューターウイルスは日々進化しています。
本番環境で作業をするようになった際に、ウイルスに感染してせっかく作ったホームページが使えなくなってしまった。大切な顧客の個人情報を流出させてしまったということがないよう、練習のうちから意識づけるようにしましょう。
ダウンロード数や評価が高いテーマを使う理由は単純にバグが少ないからです。
WordPressのテーマも人間が作ったプログラムですので、当然ながらバグは発生します。
バグが少ない、もしくはバグが発見されてもすぐにアップデートで改善されているテーマは必然的にダウンロード数や評価が高くなるので信頼性があります。
固定ページを作成する
テーマが決まったら次は各ページの作成をしていきましょう。
ページ内容は固定ページで作成していきます。
左側のメニューから”固定ページ”を選択して、新規作成のボタンを押します。
ここまでくればあとはページを作成していくだけです。
“ブロック“と呼ばれる様々な機能を使ってWordPressをどんどん勉強していきましょう。
使用しているテーマやプラグインによってブロックの内容が変わってきますので、
自分が必要としているブロックがない場合は調べてみてください。
CSSを追加する
固定ページが作成できたら、次はCSSでデザインを変更していきましょう。
プレビュー画面で”カスタマイズ”ボタンを押し、”追加CSS”の項目で記述していきます。
CSSでは文字や背景の色やフォントを変更が可能です。
固定ページの作成に慣れてきて、もう少しデザインにこだわりたいという方はCSSに挑戦してみてください。
プラグインをインストールする
次はプラグインのインストール方法についてご紹介します。
先ほども少し触れましたが、必要としている機能が標準で備わっていない場合はプラグインをインストールする事で解決できる場合が多いです。
メニューの”プラグイン”から”新規追加”を押下して、必要な機能をインストールしましょう。
プラグインではセキュリティ対策、SEO対策、ブロックの追加、コンタクトフォームの追加など様々な機能を追加する事ができます。
ただしたくさんプラグインを入れればいいというものでもありません。
簡単にインストールができて便利だからといって、プラグインを入れすぎてしまわないよう以下の点に注意しましょう。
1.不要なものはインストールしない
2. アップデートはこまめにおこなう
3. 信頼性の高いものを選ぶ
プラグインをむやみにインストールしすぎると、ホームページ自体の表示が遅くなる、プラグイン同士で不具合を引き起こすなどの弊害を招く可能性があります。
そのためプラグインは必要最低限のもののみインストールするようにしましょう。
またアップデートをこまめにおこなうことや、信頼性の高いものを選ぶことも非常に重要です。
上述したテーマの部分と同様で、セキュリティの向上や不具合の防止にもつながるので、
信頼性の高いプラグインをインストールしこまめにアップデートするようにしましょう。
本番環境への移送方法
次に本番環境への移送方法をご紹介します。
今回はWordPress初心者のための練習というテーマでお話してきましたが、
実際にローカル環境で作ったものを本番環境で公開したい、
本番環境の修正に際してローカルで試したものをそのまま使いたいというときに必要ですので、覚えておいて損はなしです。
WordPressインポートツールをインストールする
まず事前準備として本番環境にWordPressインポートツールというプラグインをインストールしましょう。
メニューの“ツール”から“インポート”に入り” WordPress”をインストールします。
これで準備は完了です。
ファイルをエクスポートする
インポートの準備ができたら、作成したページをエクスポートしましょう。
メニューの“ツール”から“エクスポート”に入り、エクスポートするものを選択します。
“エクスポートファイルをダウンロード”を押せばファイルが出力されます。
ファイルを本番環境にインポートする
エクスポートファイルがダウンロードできたら、本番環境にファイルをインポートします。
メニューの“ツール”から“インポート”に入り” WordPress”の“インポーターの実行”を選択します。
“そこでファイルを選択“をクリックし先ほどエクスポートしたファイルを選択して、
“ファイルをアップロードしてインポート”をクリックします。
“添付ファイルをダウンロードしてインポートする”にチェックを入れて実行ボタンを押せば完了です。
この際の注意点ですが固定ページなどに画像を使用していた場合、ファイルパスが変わってしまうことがあります。
そうなってしまった場合は画像がうまく表示されないので、ファイルパスをきちんと設定してあげましょう。
まとめ
今回は初心者に向けたLocal by Flywheelを使用したローカル環境でのWordPressの使い方について説明してきました。
ホームページ作成というと難しそうに聞こえるかもしれませんが、WordPressはノーコードの開発ツールなので慣れてしまえばだれでも簡単にホームページを作ることができます。
副業やフリーランスでの働き方が当たり前になりつつある現代においては、
ホームページを作成し運営できる能力は非常に強い武器になるでしょう。
こだわりを持って複雑なデザインに使用と思えばどうしてもHTMLやCSSといった知識が必要になってきます。
今回紹介したものは、WordPressを使用する上で基礎の部分ではありますが、これをきっかけにホームページに制作に興味を持ち勉強をするきっかけになってくだされば幸いです。
コメント