準委任と請負の違いって何？SES契約の場合は？

SES

2023.02.132021.10.02

準委任と請負の違いや、SESの場合の契約形態が気になる方に向けての解説です。

自分の受けようとしている契約がどのようなものか、再認識するためにも活用してください。

準委任と請負の違い

準委任と請負の違いを、下の表に簡単にまとめました。

準委任契約とは、「一定の業務の遂行」をし、それに対して報酬を支払うという契約です。

運用保守など、インフラ周りの業務に関する契約に用いられる傾向があります。

指揮命令権は受注者側にあります。

善管注意義務に違反しなければ、成果物や完了済みの仕事に対しては責任を負いません。

請負契約とは、「仕事の完成」をし、それに対して報酬を支払うという契約です。

ソフトウェアの開発など、明確な成果物が発生するが発生する場合にしばしば用いられます。

指揮命令権は準委任契約と同じく受注者側にあります。

「瑕疵担保責任」があり、納品物や完成した仕事に不備があれば、修正を行う義務があります。

修正ができない場合は契約の不履行として、損害賠償を請求されるケースがあるので注意が必要です。

IT業界に多いSES契約とは「System Engineer Service」の略称で、IT業界しばしば用いられる契約形態。

契約の種類としては準委任契約によるもので、業務の委託が目的です。

SES契約と派遣契約の違いについては、こちらの記事にまとめてありますので合わせてご覧ください。

冒頭の表の通り、準委任と請負の違いには、主に次のようなポイントがあります。

記事内でお伝えした通り

ではありますが、後のトラブルを避けるためにも、自分の契約がどちらなのか、必ず確認しておきましょう。